1. 自己紹介(萩原京二って誰だ?)

改めまして、こんにちは。ワークスタイルプランナーの萩原京二です。
私は1963年東京都新宿区(神楽坂)に生まれました。

大学を卒業後、大手エレクトロニクスの会社に就職をして、毎日楽しく
サラリーマン生活をエンジョイしておりました。

しかし、30歳の時に「ある事件」が起きて、私の人生は一変したのです。
(そのことについては、これから本メルマガで詳しくお話をしていこうと
思います)

その「ある事件」をきっかけに、私はお金を稼ぐために完全歩合制の
保険営業マンへと転職したのですが、残念ながら成績不振によって
リストラされることになってしまいました。

幸いなことに保険会社在職中に社会保険労務士の資格を取得していたので、
半強制的に社労士として独立開業することになりました。

お陰様で、社労士として開業してからは比較的順風満々な日々を過ごす
ことができ、現在は社労士事務所も法人化をしております。

その他にもコンサルティング会社を経営するなど、今では5つの法人の
代表を務めるようになりました。

現在は、「ビジネスと人生をデザインする」ということをテーマに
活動をしております。

さて、本サイトでは「働くことの基本知識(ワークリテラシー)」が
テーマとなっておりますが、私の略歴をご覧になって何かお気づきに
なったことはありませんか?

そうです。私は「サラリーマン」「歩合制の保険営業マン(個人事業主)」
「資格で起業」「会社経営者」といった様々な立場で「働くこと」を経験
してきたのです。

もちろん、良いこともありましたし、悲惨な目にも遭いました。
そんな私だからこそ、あなたにお伝えできることがあるのではないかと
思っています。

 

2. 働くことは契約だ!

私のライフワークは、「働くこと」を研究することです。
そのために、自分が経営している会社の中に「働き方デザイン研究所
を設立しました。

ところで、私の専門分野は「人事労務」「労働法」ですから、働くこと
の前提として「契約」という概念を抜きに考えることはできません。

たとえば、企業で働いている人たちは、「自分の時間を会社に提供して
経営者の指揮命令の元に労務を提供する」ことに対して「給与」という
対価を得ています。

仮に年間2000時間働くとすると、40年間で8万時間を会社に提供すること
になります。その一方で、生涯賃金(約2億円を手にするのです。

終身雇用を前提にすれば、これは8万時間を提供して2億円の賃金をもらう
「契約」ということになります。

これは間違いなく、人生における「最も高額な契約」でしょう。
それなのに、ほとんどの人は自分の「契約内容」を理解していません。

これって、おかしくありませんか?

しかも、企業で働く人たちが労働契約の内容を理解していないことに
よって、多くの労働トラブルが発生しているという現実があるのです。

私は、ここに「ワークリテラシー(働くことの基本知識)」の教育を
行う必要性があると感じています。

 

3. 人生をデザインするために必要な「3つのスキル」

本メルマガのメインテーマは「働くことの基本知識(ワークリテラシー)」
についてお伝えすることです。

しかし、本当の目的(裏テーマ)は別のところにあります。
それは、あなたの「人生をデザインする」ということです。

だって、自己紹介でもお伝えしました通り、私は 「ビジネスと人生の
デザインをする」ということをライフワークにしているんですから。

では、「人生のデザイン」に必要になるものは何でしょうか?
私は、次の「3つのスキル」が必要だと考えています。

★ライフプランニング(人生の計画
★ファイナンシャルプランニング(お金の計画
★キャリアプランニング(仕事の計画

人生の計画とは、あなたは誰と(パートナーや家族)、どんな場所で
(住む場所、住宅など)、どのように過ごしたいか(イベントなど)を
具体的にイメージする作業です。

それを実現させるためには、「お金の計画」が必要になります。
そして、お金を得るための手段として「仕事の計画」があります。

もちろん、「仕事の計画」というのはお金のためだけでなく、
「自己実現」や「やり甲斐」「社会貢献」といった観点からも考え
なければなりません。

私が考えている「ワークリテラシー教育」とは、この「3つの輪」が
交差する真ん中に位置づけられるものです。

たとえば、「ライフプランニング」と「ファイナンシャルプランニング」
の交差地点には、生命保険などの金融商品を販売する人たちがいます。
しかし、彼(彼女)たちは「仕事」のことについては扱いません。

また、「キャリアプランニング」と「ファイナンシャルプランニング」が
交差するところには、職業紹介会社や転職エージェントなどがいます。
彼(彼女)たちは、「年収アップ」のための転職支援は行いますが、
その人の「人生」のことまで考えてサポートする人(会社)は少ない
でしょう。

では、キャリアコンサルタントの方はどうでしょう?
キャリアコンサルタントというのは、「ライフプランニング」の視点を
持ちながら「キャリアプランニング」を行う人たちです。
でも、残念ながら、定年後の再雇用など就職のあっせんをすることが
中心となってしまい、「ファイナンシャルプランニング」の視点が
不足しているケースが多いようです。

結局のところ、現時点で提供されているサービスだけでは、あなたの
人生をデザインするために十分なサポートを受けることができないと
言わざるを得ません。

だからこそ、本メルマガを読んで「ワークリテラシー」を向上させて、
「あなたの人生デザイン」に役立てていただきたいと思います。

 

4. ワークリテラシーの体系(10のテーマ)

ここまでお読みをいただき、「ワークリテラシー(働くことの基本知識」
については、何となくおわかりいただいたのではないでしょうか?

しかし、この考え方を世の中に普及させるためには、きちんとした「体系」
が必要になると思っています。

現時点において、私の方では以下のような「3つの共通項目」+「7つの
個別項目」で構成される「10のテーマ」を考えています。

<3つの共通項目>
★ライフプランニング
★ファイナンシャルプランニング
★自己理解(キャリアプランニングの前提)

<7つの個別項目>
★ワークフィールド(業界、企業、職種)
★ワークスタイル(働き方、労働契約)
★ワークルール(労働法令)
★ビジネスモデル(組織、財務)
★キャリアパス(人事制度、評価制度)
★キャリア・リデザイン
★副業、起業

お気づきかもしれませんが、この「10のテーマ」は人生をデザイン
するための「3つのスキル」がベースとなっており、さらに
「キャリアプランニング」に関して細分化されたテーマが7つある
という構造になっています。

「10のテーマ」の詳細については、本メルマガでじっくりとご説明を
させていただきますね。

ちなみに、私は生命保険の営業マンをしており、FP(ファイナンシャル・
プランナー)の資格を持っておりました。(今は失効しておりますが)

また、キャリアコンサルタント資格ができる前のキャリアカウンセラー
という資格も持っていました。(こちらも失効しておりますが)

さらに、人事労務管理や労働契約については社会保険労務士という
国家資格を持っています。(こちらは失効しておりません)

ですから、上記のテーマについて語るだけの最低限の知識は持ち合わせて
いるつもりです。

それだけではありません。自己紹介でもお伝えしました通り、私には
様々な働き方を経験してきたという「実体験」があります。

ですから、机上の空論ではなく、リアルに役立つ情報をご提供できると
自負しております。どうぞご期待下さい。

 

5. 世代別ワークリテラシーのテーマ

ワークリテラシー「10のテーマ」は全体としてひとつの構造になって
いますが、「7つの個別項目」に関しては世代を意識したテーマにも
なっています。

たとえば、こんな感じです。

<学生~20代>
★ワークフィールド(業界、企業、職種)
★ワークスタイル(働き方、労働契約)
★ワークルール(労働法令)

これらは「就職期(就活を含む)」に必要となる知識です。
どの業界の、どの企業に就職して、どのような職種に就くか?
企業に雇用されるのか、フリーランスとして働くのか?
働くための法律はどうなっているのか?
といった「基本知識」を、できれば学生のうちから身につけておく
必要があると思います。(本来は学校教育で教えるべき内容)

<30代>
★ビジネスモデル(組織、財務)
★キャリアパス(人事制度、評価制度)

こちらは、「キャリアアップ期」に必要となる知識です。
昇進や昇格を果たして収入をアップさせるためには、その会社の
ビジネスモデル(取引関係や収益構造)を理解したり、社内の制度
(人事制度や評価制度)のことを知っておく必要があります。

<40代以上>
★キャリア・リデザイン
★副業、起業

40代からは「キャリア・リデザイン期」と位置づけています。
人生100年時代においては、60歳定年というわけにはいきません。

少なくても70歳までは働かなくてはならない時代がやってきます。
これは「お金」のためだけではなく、「生きがい」や「健康」さらには
「社会貢献」のためにも必要なことです。

50歳以降の「セカンドキャリア」を見据えて、40代から準備しておく
べきことがたくさんあります。

本サイトでは、以上のようなテーマについて毎回少しずつお伝えを
したいと考えています。

 

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